文書番号:kett工第0027号 令和8年7月8日

発行:kett工房

令和8年度
しょうもない事業ポートフォリオ(案)

― しょうもないものに、社会的意義を無理やり ―

決裁審査起案
承認 一応 工房

第1章 基本方針

起案者 kett工房(以下「当工房」という。)は、ユニークで、シュールで、 しょうもないけれど、社会的意義を無理やりにでも見いだせる仕事に従事することを、 ここに宣言する。

世の中の役に立つものは、すでに立派な人たちが作っている。 当工房が担うべきは、その隙間である。誰にも頼まれていないが、 完成した暁には誰かが少しだけ笑い、その笑いが巡り巡って 国民総幸福量の小数点以下第7位程度に寄与する。そのような事業を推進する。

第2章 事業実績

実績 第001号 完遂

本ポートフォリオサイト

概要
いま貴殿が閲覧している、この文書である。
無理やり見出した社会的意義
求職活動の円滑化を通じ、完全雇用の実現(SDGs 目標8「働きがいも経済成長も」)に寄与する。また、公文書様式への親しみを国民に醸成する。
しょうもなさ
★★★☆☆(自己評価。今後の伸びしろに期待)

第3章 事業構想(未着手)

※ 以下の構想は、予算・人員・必要性のすべてが確保されていない。

構想 第002号 構想中

押しても何も起こらないボタン

概要
画面中央に大きなボタンを一つだけ設置する。押しても、何も起こらない。二回押しても、何も起こらない。
無理やり見出した社会的意義
成果主義社会において「行為が結果を生まなくてもよい」という稀有な体験を国民に無償提供し、心理的安全性の醸成および燃え尽き症候群の予防(SDGs 目標3「すべての人に健康と福祉を」)に資する。
しょうもなさ
★★★★★
構想 第003号 構想中

エレベーター「閉」ボタン全国累計(推計)

概要
全国のエレベーターで「閉」ボタンが押された回数を、何の根拠もなく推計し続けるカウンターを公開する。数値は常に増え続けるが、誰にも検証できない。
無理やり見出した社会的意義
国民の「急ぎ」の総量を可視化することで、ゆとりある社会の実現に向けた基礎資料(にはならないもの)を提供し、統計リテラシー教育の反面教師となる。
しょうもなさ
★★★★☆
構想 第004号 構想中

賞味期限を過剰な敬語でお知らせする係

概要
冷蔵庫内の食品の賞味期限が近づくと、「そろそろ牛乳様におかれましてはお隠れあそばされます」等、過剰な敬語で通知するアプリケーション。
無理やり見出した社会的意義
フードロスの削減(SDGs 目標12「つくる責任 つかう責任」)に加え、食品への敬意という新たな倫理観を涵養する。敬語学習教材としての転用も理論上は可能。
しょうもなさ
★★★★☆
構想 第005号 構想中

傘の忘れ物 供養サイト

概要
電車に傘を忘れた者が、その傘との思い出を投稿し、静かに弔うためのサイト。雨の日にのみアクセスが増えることが予想される。
無理やり見出した社会的意義
年間数十万本と推計される遺失傘への追悼を通じ、モノを大切にする心を育み、遺失物行政への国民的理解を促進する。グリーフケアの超入門編としても機能しうる。
しょうもなさ
★★★★★
構想 第006号 構想中

読まれなかった利用規約 朗読会

概要
誰にも読まれずに「同意する」を押された利用規約を、深夜に静かに朗読し続ける配信。BGMは雨音とする。
無理やり見出した社会的意義
消費者保護意識の向上、および規約を書いた法務担当者の労働への供養。安眠コンテンツとしての副次的効果(SDGs 目標3)も見込まれる。
しょうもなさ
★★★★★

第4章 社会的意義 自動付与装置(実証実験)

どんなにしょうもない行為にも、社会的意義は付与できる。 下記の欄に、貴殿の最近のしょうもない行為を記入されたい。